突然ですが、お金って何なんでしょう?
どこで生まれるんでしょう?
みなさん考えたことありますか?
数字を印刷した紙ですが、どこでどうやって生まれるのか?
そのあたりをできるだけ簡単にお話ししたいと思います。
■お金はどこで生まれるか?
そんなの日本銀行が印刷してるに決まってるじゃないか?
という声が聞こえてきそうですが、
実際は少し複雑です。
答えから言うと、銀行が誰かにお金を貸したとき生まれます。
この時点で、
ですよね?
事実、お金は信用創造という仕組み、
銀行が行う企業や個人への貸し出しによって生まれます。
皆さんが銀行にお金を預けて、それを銀行が又貸ししている、
と考える方が多いと思いますが、実際は違います。
どうやって貸すのか?
それは貸す相手の通帳に数字を書き込むだけです。
現金を持っていなくても、貸す相手の通帳に数字を書くだけです。
そんな馬鹿な!? と思う方おおいと思いますが、
これは事実なんです。
これが銀行預金という【お金】が生まれる瞬間です。
その銀行で生み出されたお金が巡り巡ってみなさんのお給料になったりします。
銀行預金がお金?と聞いても不思議になりますが、
銀行預金も立派なお金なんです。
みなさんが考えるお金は1万円札や千円札のような紙幣(日本銀行券)
の事だと思いますが、それはお金の中の一部にすぎません。
実際に、世の中にあるすべての日本銀行券を集めても100兆円程度しかありません。
意外と少ないと思いませんか?
日本の家計の金融資産が1,000兆円を超えているのに紙幣が100兆円しか存在しないのも変な感じがしますね。
では、先ほどの借金によって生まれたお金ですが、
借金を返済したらどうなるのかというと、
借金を返すとお金は消えます…この世から消えるんです。
このお金の生まれる仕組み、信用創造を今では高校の授業で習うようですが、
私のころは学校では習いませんでした。
【すべてのお金は誰かの借金である】
ドルコストセミナーで世界経済の成長を信じましょう!!と何度も言いましたが、
その成長の出どころは、元を辿ると誰かの借金なんです。
借金と聞くと良いイメージがありませんが、
これが資本主義経済なんです。
借金をして投資をし、より大きい価値を生み出す。
返済時に金利を払い、世の中のお金が増える。
その繰り返しで世界経済が成長してきました。
どうでしょう?少し借金のイメージ変わりませんか?
日本は戦後の物不足の時代から、人口と需要の増加があり、
どんどん供給し経済が発展してきました。
その間は民間の銀行が行う信用創造によりお金が増えてきました。
つまり民間が借金してお金が増えて経済成長していました。
そして、そこから入る税金だけで成り立っていました。
現在はどうでしょうか。
銀行借り入れをして投資をする企業も少ないですよね。
経済が停滞して、モノを作っても売れない、デフレに近い状態が続いているんです。
今の世の中、余程優良企業じゃないと銀行もお金を貸してくれません。
企業の利益、個人の給料が増えないと、税収も増えません。
それでも日本の国を維持するにはお金がかかります。
高齢化に伴う社会保険料の増加もあり、ますますお金が必要になってきています。
じゃ、足りないお金をどうやって工面していくかというと、
日本政府が国債を発行して(借金をして)世の中のお金を増やしているんです。
その日本政府の国債(借金)が1,000兆円以上あるから問題!!
という話になるわけです。
今日はここまでにします。
まだ全然答えになっていないですね(笑)
また近々続きを送りますね。
★キーワード★
全てのお金は誰かの借金
誰かが借金をしないと経済成長しない。